10年前のちょうど今日、2010年7月17日に富栖の里はオープンしました。
ちょうど梅雨が明けたばかりの、夏らしい暑い日でした。
今のような施設もまだ整っておらず、受付がわりのプレハブ一つと浴場棟からこじんまりと始まった富栖の里でしたが、大勢の方がお祝いに集まってくださった事が、今でも昨日のように思い出されます。
(ちなみに最初の1年ほどは食堂もなく、お客様もお弁当持参でした! 坑道自体は10年前も今もかわりませんが、中の雰囲気はよりリラックスして過ごしやすいように随分と変わりました。)
振り返ってみればこの10年間は順調だったわけではなく、むしろ困難な時期の方が多かったようにも思います。 皆様に激励や応援を頂きながら、何とか10年を迎える事が出来ました。
「ここへ来て元気になった」との喜びの声や、あるいは「この場所が好きやから、なくさないで続けてね」と何人の方に言われたことでしょうか。
本当は、10年前には私たち自身でさえ気づいていなかった「坑道の魅力」また周辺の「自然の魅力」もお客様が教えてくれた、と言った方が正しいのかもしれません。
そして2020年の今日。
本当だったら東京オリンピック開幕直前!!で日本中が浮かれているはずだったのに、想像もしないコロナ渦や水害で日本中・世界中がこんなに大変なことになるとは夢にも思っていませんでした。
「本当はもっと行きたいんだけど・・・」というお客様のお声も多く頂いております。
私どもはこれからも引き続き、今できることをしっかりやりながら、お越しになられたお客様を笑顔でお迎えするしかないと思っています。
どうぞこれからも「富栖の里」をよろしくお願いいたします。